夏に多い耳のトラブルとは
夏に多い耳のトラブルとその理由
夏は湿度が高くなり、さらに海やプールなどで水遊びを楽しむ機会が増える季節です。その際、耳の中に水が入りやすくなり、普段より耳垢が湿った状態になります。このような環境下では、外耳炎や中耳炎など、耳の炎症が発症しやすくなるため注意が必要です。
飛行機利用時の「航空性中耳炎」にも要注意
夏休みには旅行や帰省にともない飛行機を利用される方も多いことでしょう。飛行機の離着陸時、急激な気圧の変化が耳に負担をかけ、「耳が詰まった感じ」や「痛み」を感じることがあります。これが「航空性中耳炎」と呼ばれるもので、特にお子さまやアレルギー性鼻炎などの既往がある方は注意が必要です。
耳の不調を感じたら放置せず早めの受診を
耳の痛みや違和感、耳鳴り、聞こえづらさといった症状を感じた場合、そのまま放置してしまうと症状が悪化し、治療に時間がかかってしまうことがあります。まれに聴力の低下にまで至るケースもあります。症状が軽いうちに耳鼻科でチェックを受けることで、早期回復や重症化予防につながります。
耳掃除のやりすぎは逆効果
また、ご自身で耳掃除をしすぎると、耳の中を傷つけてしまい炎症の原因となる場合があります。耳垢が気になるときや、耳が詰まった感じが続くときは、無理に自己処理せず、どうぞ当院へご相談ください。当院では、専門的かつ安全な方法で耳垢除去を行っております。
夏を健康な耳で過ごすために
耳の健康管理に日ごろから気を配ることで、夏を快適にお過ごしいただけます。不安な症状やご不明点があれば、お気軽にご相談ください。